Kammy's Color Magic Semi
「似合う色」の存在はパーソナルカラーが伝えてくれました。
「パーソナルカラー」は、「ベーシックカラー」「流行色」に続く第3の色選びのアイデアとして登場しました。今日では「肌映りのよい色(自分を綺麗に見せてくれる色)」として、私たちに欠かせない色選びの方法の一つになっています。
パーソナルカラーが日本に紹介される以前は、流行のスタイルをすることがお洒落だと思われていました。もしくは、その真逆のスタイルとしてのオーソドックスな定番スタイル。この二つは全く異なるように見えて「外側の基準に合わせた服の着方」という点では共通しています。つまりはお手本どおりにしているということです。
ところが1980年代半ばに、パーソナルカラーが日本に紹介されてからは、「似合うかどうか」という基準が私たちの服選びに加わりました。これは当時としては、全く新しい価値基準でした。
“似合う色でお洒落を楽しむ”という考え方を与えてくれたのはパーソナルカラーでした。
2015年あたりから、「ブルベ・イエベ」の呼称で知れ渡るようになったパーソナルカラーですが、その歴史は意外にも古く、かれこれ100年近くも前のことになります。もともとは、カラーコーディネート全般のための考え方として開発されました。
ファッションカラーの色選びの方法として注目されるようになったのは、1960年代始めのアメリカにおいてです。
その後、20年を経て1983年に日本に紹介されると、瞬く間に一大ムーブメントとなりました。

一見すると、いいことずくめのパーソナルカラーですが、実は「似合う」という表現ゆえに、物議をかもすことも珍しくなく、アンチも多いのが実情です。好きな色と一致するとは限らないために、「好き」VS「似合う」という構図も依然として残存しています。
また、簡単そうで実は奥深いシステムのため、ちょっとだけ取り入れた場合、下手をすると、かえって残念なルックになってしまうということも…。
事実、パーソナルカラーが日本に知れ渡るようになっていった1980〜1990辺りは、「パーソナルカラーアナリストは、綺麗な色を着て、首にスカーフを巻いているダサイ人」などと揶揄されることも多々ありました。随分とひどい言われようですが、冷静に考えてみれば、この意見にも一理あります。
なぜならば、似合うコーディネートとは、少なくとも、色と形と素材とのそれぞれを、着る当人にマッチングさせる必要があるので、色の部分だけを強調しても上手くいかない場合もあるからです。最近では、骨格診断や顔型タイプ診断なども登場して、随分とその辺りもカバーされるようになってきましたよね。
残る問題は、好きな色と違う場合ですが、実はこれも解決法(コーディネートテクニック)があり、それをマスターすれば、難なく乗り越えることができます。なぜならば、私がその張本人だからです。
私が自分のパーソナルカラーを知ったのは、かれこれ30年近く前(2022時点で)になりますが、単なる偶然のできごとでした。
その経緯は、また別の機会にお伝えするとして、結論から言えば、大好きな色を沢山含むグループが最も似合わなく、反対に、興味も関心もなく、着たいとも思わない色が並ぶグループが、自分に似合うカラーグループでした。
鏡の前でうなだれ、帰宅後は、似合う色が1枚もない洋服ダンスの前で、再びうなだれていたのは、今となってはよい思い出です。
とはいえ、なんだかんだと言ってもパーソナルカラーは大好きですし、便利なシステム(考え方)だと思っています。大ファンです。
今では、好きなテイスト×顔映りのよい色というコラボコーデが、私の定番になりました。自分流の使い熟しです。
だからこそ「好きな色でないから着ない」は、もったいない!というのが私の考えです。
色と色が、並び合うことで、色の見えに善し悪しが生じるのは、自然現象の一つです。服の色によって、顔映りに善し悪しが生じるのも同じ原理です。ですから、好きな色と似合う色が一致しなかったということに、余り拘らないで、あなた流の使い熟しをマスターしてほしいと思っています。
その一方で、パーソナルカラー依存も残念です。
「もっと、のびのびと色を楽しみましょう!」
パーソナルカラーは自分軸を支えます。

Kammy's Color Magic Semi
Kammy's Color Magic semi
鏡の中の自分が
元気に見えるのが
嬉しかったです
似合う色は鏡を見つめるあなた自身に、嬉しさだけではなく自信も与えてくれます。

洋服ダンスの肥やし色の正体とは…
気に入って買ってはみたものの、思ったほどに袖を通さない服。その多くは、色が似合っていないことが原因です。
